確定拠出年金

確定拠出年金 運用で失敗しないコツは? 4-アクティブ型かパッシブ型か

確定拠出年金を始める場合、おすすめの商品が気になるのではないでしょうか?
確定拠出年金のような長期の積立投資は勿論のこと、資産運用で失敗しないためには以下の手順で商品を決めることが大切です。

  1. 株式と債券の比率を決める
  2. 国内と海外の比率を決める
  3. 投資先の配分ごとに商品を選ぶ

商品の選択肢としてどこの金融機関でもインデックス(パッシブ)型とアクティブ型の投資信託の投資信託を選べるようになっています。

確定拠出年金の運用で失敗しないコツについて、第1回の記事からご覧になる方はこちら。
>>確定拠出年金 運用で失敗しないコツは? 1-株式と債券の比率を決める

インデックス(パッシブ)型とアクティブ型の特徴は?

インデックス(パッシブ)型とは
インデックスとは指数のことです。日経平均株価、ニューヨークダウ平均株価、などは耳にすることも多いのではないでしょうか?

インデックス(パッシブ)型投資信託とは対象とする指数に値動きが連動するように設計された投資信託のことです。特徴は以下のようになります。

  • 良くも悪くも指数と同じパフォーマンスを得ることができる
  • 銘柄選択等のコストが不要のため商品の手数料が安い

アクティブ型とは
対象とするインデックスを上回るパフォーマンスを得ることを目的とした商品です。銘柄選択やタイミング選択を積極的に行うことで対象とするインデックスを上回る投資成果を得ることを目的とします。

  • 良いファンドを選ぶことができれば市場平均よりよい成果を得ることができる
  • 反面、選んだ商品の調子が悪ければ平均以下の成果しか得ることができない
  • 銘柄選択のためのコストが商品コストに反映されるためインデックス型よりも手数料が高くなる傾向がある

では、SBI証券企業型ダイレクトプランで実際の商品を確認してみましょう。

運用商品ページを見ると下記の一覧が表示されます。
http://ad401k.sbisec.co.jp/kigyo/service/index.html

運用商品ページ1 運用商品ページ2

SBI証券企業型ダイレクトプランに関わらずこのようにインデックス(パッシブ)型、アクティブ型がわかるように表示されています。仮にこのように整理されていない場合でも、インデックス(パッシブ)型は商品名に「インデックス」と表記されているのでわかると思います。

信託報酬とは投資信託を運営・管理するための費用です。
一般には以下の内訳になります。

運用会社:投資家から委託された資金を目論見書の方針に従って運用することに対する費用

販売会社:証券会社や銀行など。投資家に対して商品の説明や連絡、保有口数・金額の管理をすることに対する費用

信託銀行:分別管理をし、運用会社や販売会社に万一のことがあっても資金が保全されるようにするための費用

信託報酬は見ての通り、インデックス(パッシブ)型とアクティブ型では大きな違いがあります。

インデックス(パッシブ)型とアクティブ型のパフォーマンスを比べてみる

インデックス(パッシブ)型とアクティブ型のそれぞれの特徴を踏まえて日本株ファンドを例に見てみます。(注:表示されているデータは2018年11月24日現在になります。表示する時期により結果は異なります。商品の優劣ではなく商品選択の考え方を理解することが目的です。)

運用商品ページ(http://ad401k.sbisec.co.jp/kigyo/service/index.html)より、「DC日本株式インデックス・オープンS」をクリックすると以下の画面が表示されます。ファンドの特色を見るとインデックス(パッシブ)型という事がわかります。

インデックス(パッシブ)型

下の方にスクロールするとパフォーマンスと書かれた表があります。

インデックス(パッシブ型)パフォーマンス

様々な評価指標がありますが、トータルリターンを見ると、期間ごとにどのぐらいのリターンがあったのか表示されています。

次に同じ日本株式のアクティブファンドから「フィデリティ日本成長株ファンド」をクリックします。

ファンドの特色を見ると、個別企業分析により市場平均等に比較し成長力があると思われる企業に投資し、ベンチマーク(対象とするインデックス)TOPIXを上回るパフォーマンスを得ることを目標としていることがわかります。

フィデリティ日本成長株ファンド1

下にスクロールしパフォーマンスを見ます。

フィデリティ日本成長株ファンド2

インデックス(パッシブ)型とアクティブ型のどちらを選ぶべきか?

この例ではアクティブ型がインデックス(パッシブ型)にパフォーマンスで劣後していました。

では、インデックス(パッシブ)型ファンドを選べばよいのでしょうか?
あるいは、このように一つづ過去のパフォーマンスを比較して過去に良いパフォーマンスを上げた商品を選べばよいでしょうか?

過去のパフォーマンスは将来のパフォーマンスの参考にはなりますが将来のパフォーマンスを約束するものではありません。過去にパフォーマンスが良かった商品のパフォーマンスが落ち込んだり、またその逆もあります。その都度、継続するべきか乗り換えるべきかを個人投資家が判断するのは困難ではないでしょうか?

私は以下のように選ぶことをおすすめしています。

インデックス(パッシブ)型がおすすめの人
投資信託のデータや経済の動向を見たり予想したりすることが得意ではない人、またそのようなことに十分な時間を取れない人

アクティブ型がおすすめの人
投資信託のデータを見たり経済の動向を予想するのが得意(好き)な人
人並の成果では満足できない人

仮にアクティブ型ファンドを選ぶ場合には、過去データの比較だけでなく、銘柄選択の考え方、投資信託会社の姿勢、ファンドマネージャー個人、など過去のパフォーマンス以外にその商品を選ぶ理由があるかどうかを検討すると良いでしょう。その商品や会社が「好き」であることが「長期保有=長期的なパフォーマンス」の決め手になることが多くあります。

逆にそれが無いようなら長期的にはインデックス(パッシブ)型を選んでおいた方が間違いがないかもしれません。