確定拠出年金

確定拠出年金 運用で失敗しないコツは? 3-バランス型ファンドの選び方

長期の積立投資で失敗しないためには幅広くグローバルに分散投資をすることが大切です。さらに積立(投資)期間に応じて株式と債券の比率を変えていくことで思わぬ下落でもダメージを小さくして、その後のライフプランに影響を及ぼさないようにします。

そのためには国内外の株式や債券を投資対象とするファンドを組み合わせることが必要ですがバランス型ファンドを利用することで簡単にそれをすることができます。

確定拠出年金の運用について第1回からご覧になる方はこちら。
>>確定拠出年金 運用で失敗しないコツは? 1-株式と債券の比率を決める

バランス型ファンドとは

バランス型ファンドとは、国内外の株式・債券などを投資対象とするファンドを取りまとめて一つの商品にしたものです。

複数の商品を通じた国際分散投資
複数の商品を通じた国際分散投資

バランス型ファンドを利用した国際分散投資
バランス型ファンドを利用した国際分散投資

バランス型ファンドを利用することで一つの商品で手間をかけずに国際分散投資をすることができます。

バランス型ファンドの選び方

バランス型ファンドを利用した場合でも最も重要なのは積立(投資)期間に応じて株式と債券の比率を決めることです。具体例としてSBI証券が提供する企業型プランの商品ラインナップから見てみましょう。

http://ad401k.sbisec.co.jp/kigyo/service/index.html
SBI証券が提供する企業型プランの商品ラインナップ

バランス型のところを見ると、後ろの数字だけが異なる同じ名前のファンドが4つあることに気づきます。この数字がポイントになります。

後ろの数字=株式の比率

つまりこの4つの商品は全く同じ商品ですが、株式と債券の比率のみが異なる、という事です。

株式と債券の特徴の違いはこちら

例えば
30代におすすめは、という事であれば、株式80
40代におすすめは、という事であれば、株式60 または 80
50代におすすめは、という事であれば、株式40 または 20
となります。勿論、他に保有している資産の状況や拠出金を下落時に増額できる方の場合にはこれと異なってきますが、一般にはこのように考えて良いでしょう。

バランス型ファンドのメリット・デメリット

一番のメリットは簡単で手間がかからないことです。年齢(積立期間)に合わせて相応の株式比率の商品を選べば、次に比率を変える時まで何もする必要がありません。

マーケットは日々値動きをしているので、当初決めた配分から大きく変わることがあります。その場合には、リバランスと言って元の配分に戻すことをしますが、バランス型ファンドの場合には、商品として配分が決まっているのでその必要もありません。

一方デメリットです。
株式と債券の比率は良いのですが、国内外の比率が自分が考えている比率と異なる場合があります。下図はDCインデックスバランス80の資産構成比です(モーニングスター参照http://www.morningstar.co.jp/FundData/Portfolio.do?fnc=2002121008
DCインデックスバランス80の資産構成比

株式の内訳を見ると、国内株式75.6%、国際株式24.4%となっています。仮に世界の経済規模や市場規模を基準にして国内外の比率を決めるのであれば少し国内株式の比率が多い、と感じるかもしれません。

このように国内外の資産配分についてはご自身の考えに近い配分の商品があればよいですが、そうでなければ少し使いづらいかもしれません。

まとめ

バランス型ファンドを利用することで、積立期間に応じた株式比率で、手間をかけずに簡単に国際分散投資を行うことができる。

一方、国内外の比率についてはご自身の考え方に合わない場合もある。その場合には、複数のファンドを組合せ独自の組合せを作ることが必要になる。

次回はアクティブ型とパッシブ型について解説していきます。
>>確定拠出年金 運用で失敗しないコツは? 4-アクティブ型かパッシブ型か